アラジンの魔法のランプ

先日、東京出張の折に、劇団四季の『アラジン』を観に行ってきた。

四季の大ファンで、以前は四季の会に入会するほど、頻繁に観に行っていた観劇。

ここ数年はめっきりご無沙汰だった。

久々に見た講演の内容は言わずもがな素晴らしく、鬱々としている気持ちを吹き飛ばすには十分すぎるほどのエネルギーがあった。

特筆すべきは、ジャスミン役の女優さんの透き通るような美しい歌声だ。

劇中歌の『Whole new world』の中で、

「最後に自分の心に素直になったのはいつ?」と問いかけるシーンがあるのだが、王宮に閉じ込められ行きたいところにも行けないジャスミンに対し、

アラジンが「僕ならあたらしい世界を見せてあげられるよ」と魔法の絨毯に乗って旅をする。

やりたいことがあるならやってみよう、一度きりの人生なんだから

物語の中で新しい世界を見せてくれるのはアラジンだが、現実世界においては、新しい世界を見せてあげるのは他でもない自分ではないか、とはたと気づく。

何かと理由をつけて、やりたいことへの挑戦を諦めている自分がいないだろうか?

最後に“素直”になったのはいつだろうか、ぜひ立ち止まって問いかけてみてほしい。

ちなみに決して、人生における大きな決断でなくても、日々の暮らしの中での小さな自己裁量でいいのではないかな、と私は思う。

つまるところ自己裁量の幅があればあるほど、人は幸せを感じるものではないだろうか?

ワガママに生きろ、と言われても、ワールドワイドな感覚で見れば、日本人の考えるわがままなんて知れているなと。(あくまで個人的見解です)

自分に素直になった時、きっとアラジンやジャスミンのように自分の思いもしなかった新しい世界が見えてくるかもしれない。

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ヒカリノアトリエの中の人

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