その雑誌を手にとったのは、2018年のこと。
4年間捨てずにとっておいた、その雑誌の特集テーマは『近くて新しい九州』だった。
「自由な女の、ワンテーママガジン」をコンセプトとする、雑誌『FRaU(フラウ)』は、
本物志向の知的でしなやかな25歳から29歳のポジティブに生きる都会派女性のための、「美容」「ファッション」「仕事」「恋愛」「旅」「インテリア」「ボディ」など、ライフスタイルに関するすべてに提案を投げかけるディープなワンテーマ特集マガジン、だった。
雑誌『FRaU』のペルソナは、まさに私のことではなかろうか。
知的であるかはさておき…。
旅のはじまり
ゴールデンウィークの最終日、天気は快晴。
私は嬉々として伊丹空港に向かった。
久しぶりの飛行機旅。
空港を探検するような気持ちで搭乗手続きをしていると、空港内の全てのタッチパネルは非接触型に切り替わり、預け荷物カウンターは無人化されており、ここ数年コロナ禍の影響で時代はテクノロジーの恩恵を受け、確実に前に進んでいるんだなという実感を得た。
空港に着くやいなや、長きに亘って拘束されていた籠の中の鳥が釈放されるかのような気持ちで外へ出ると、開放感と引き換えに、預け荷物のトラベルバッグを受け取るのを忘れたことに気づいた。
一度外へ出てしまうと中には入れないのが空港というもの。
まさにトラベルはトラブル…(いや、自業自得も甚だしいのだが…)
ここから先は、入れません。と空港警備員さんに言われてしまい万事休すと見つめる先には、
持ち主に愛想をつかされ、まるで回転寿司のように何周もまわるマイトラベルバッグが。
思わず、先が思いやられる…と心の声が漏れそうになった。
その後、心ある空港職員の方の手により無事に荷物を受け取り、ようやく旅ははじまりの合図を告げた。
念願の阿蘇へ
空港からレンタカーを借りて、綺麗に舗装された緑のアーチのような木々の間を抜けて、まず向かった先は阿蘇。
この10年近く、何度も訪れたいと想いを馳せていた。
明日からの天気が傾く予報を見て、行動せずにはいられなかった私。
このお天気を逃すまいと阿蘇についた瞬間に広がる雄大な緑と自由に放牧されたお馬さんの姿が愛おしかったこと。
Place hotel ascot
阿蘇から市内へ移動して、4泊5日の滞在でお世話になるホテルはこちら。
熊本一の繁華街に2021年にオープンしたばかりのホテル『Place hotel ascot』
周辺施設へのアクセスはピカイチ。
そしてビジネスホテルと一括りにするには恐ろしく綺麗な内装で、特筆すべきはホスピタリティ。
ウェルカムドリンクやお茶菓子の類が、深夜まで自由に摂れること。
ハッピーアワーの時間(17:00〜19:00)までは、ホテル1Fのバーにてビールやカクテルを1杯サービスしてくれるところ。
極めつけは、朝食ブッフェが無料で付帯されているところなどが挙げられる。
普段は朝食を摂らない私も物は試し、と翌朝少しだけ覗かせてもらったが手づくりの種類豊富なおかずや温かいお味噌汁、炊き立てのご飯が供されていて、明らかに無料のクオリティをはるかに超えていた。
菅乃屋(すがのや)
初日の夕食は、すっかり熊本ラーメンの口になっていたが、ホテルから徒歩2分の距離にある大本命の『天外天(てんがいてん)』本店が日曜定休だったため、我が家のふるさと納税でお馴染みの「馬肉専門店・菅乃屋(すがのや)」さんへ食べに行くことにした。
トリュフと馬肉の鉄鍋ご飯(880円)と希少部位である馬のテールスープ(480円)をいただいた。
2日目 阿蘇・黒川温泉方面へ
この日の天気は、小雨が降ったり止んだりと不安定な感じ。
返すがえす、昨日阿蘇に行っておいて本当によかった、と自分の決断と行動を褒めた。
この日のミッションは、「いまきん食堂」へ行くこと。
ここは、名物の『赤牛丼』が有名な食堂で、平日でも3時間半待ちはザラにあり、GW中は時間は脅威の4時間待ちだったという…都会でもひいてしまうレベルの待ち時間に並ぶことが大嫌いな私はタジタジなのであった。
恐怖の待ち時間の噂に半ば怖気付きながらも、せっかくここまで来たならと元来の食いしん坊の血が騒ぎ、午前中の観光の予定を一斉振り切って一心不乱にいまきん食堂を目指して車を走らせた。
目の前ににんじんをぶら下げられたお馬さんのように、頭の中はいまきん食堂のことでいっぱい…だった。
ようやく到着したのは、開店30分前。
すでに何組か待たれていたが出遅れたということはなさそうだった。
小雨が降る中、長時間待つのは嫌だなぁと思っていたら、お店の方が気を効かせて列に並んだ5分後には店内に通してくれた。
手慣れた様子でお客さんを捌き、各テーブルに割り当てていく姿には清々しささえ覚えた。
私の前に並んでいた割腹のいいバイカーのおじさまがカウンターの端っこに通されていたので、おそらく私もカウンターだろうなぁ…と思っていたら、どういうことか2人掛けのテーブル席を指定された(ラッキー!)
お店のお姉さんがものすご〜くフレンドリーな方で常にニッコニコの笑顔で「一人旅ですか?」とか「どこから来たの?」とか「これからバイクに乗ってどこに行くの?」とか聞いてくれた。バイクには乗っていないんだけど(笑)
仲良くなったお礼に一人なのに広い席に通してくれてありがとう、と伝えると逆に感謝されて居心地がいいやら悪いやら。
注文してから、スピーディーに運ばれてきた「赤牛丼」は、ビジュアルも素晴らしく、老若男女のハートを掴むには十分すぎる魅力を携えていた。
脂身の少ない赤身を使用しているせいか女性でも胃もたれすることなくペロリだった。
ふと、メニューに「ちゃんぽん」があるのを見つけて、こんなところまでやって来てわざわざちゃんぽんなんて頼む人はいるのか、とつい余計なことを考えてしまったのだが、
たまたまお隣に来られた方が、お店の方に痺れを切らせて注文を迫られていると迷った挙句、「う〜、ちゃんぽんで!」と声高におっしゃっていてこちらが笑いで持っていかれそうになったことは記憶に新しい。
ちなみにお店の目の前も、赤牛丼屋さんなのだが、全く流行っていなかった(ように思われる)
やはり、本家本元には勝てないのかということをまざまざと見せつけられたようだった。
巨大噴火によってできた、阿蘇カルデラ 大観峯へ
腹ごしらえを無事に済ませたところで、ようやく本日の観光がスタート。
お目当てのものを食べてからでないと観光に専念できないというところが、花より団子な私。
大観峯(だいかんぼう)は、黒川温泉に向かう国道212号線沿いの絶景スポットとして有名で、標高936m。阿蘇 北外輪山の最高峰に位置しているこの場所は、周辺の山々や平原を360°パノラマビューで見渡せるのだ。
火山活動によってできた大きなくぼ地を「カルデラ」といい、阿蘇では今から約27万年前から約9万年前に起こった4度の巨大噴火によって、大地が陥没してカルデラが出来たそう。
訪れた5月初旬は、どこを切りとっても色鮮やかな緑、みどり、ミドリで自然の伊吹と圧倒的なスケール感に魅了された。
阿蘇スカイラインは、車好きやバイカーたちにとってはたまらない絶妙なカーヴが永遠と続く。
今は無き愛車・レガシィ アウトバックで来たら最高だっただろうなぁ…と何度思ったことか。
今となっては叶わぬ夢だが、こうしてまたクルマ好きに火がつくのだ。
鍋ヶ滝を目指して
次なる目的地は、「鍋ヶ滝」
高さ10m幅20mと横に広い滝で美しく流れるまるで水のカーテンと言われる場所に心惹かれてならなかった。
周囲は神聖な空気が漂い、滝の裏側に回ればすぐ目の前に触れる距離にある滝の迫力を身近に感じることが出来る。
これぞ、自然なのだと物言わぬ滝が語っているようで終始圧巻だった。
画像ではなかなか迫力の伝わり方に欠けるが、
パワースポットとマイナスイオンたっぷりな空間に、時間が許す限りずっとずっと眺めていたいと思った。
滝周辺は水しぶきが飛んでいるので、ジャンパーかレインコートがおすすめ◎
黒川温泉・小国郷
美人の湯と称される、黒川温泉。
7種類もの泉質が揃うここはどんな美容のお悩みも解決してしまえる、いわば天然のエステサロン。
温泉を天然のエステと再定義するなら、そう高くない投資なのかもしれない。
情緒溢れる温泉街を一人暮れなずむ頃に歩いてみた。
Pâtisserie 麓
黒川温泉名物と言えば、「Pâtisserie 麓(ろく)」の塩麹シュークリーム。
塩麹のクッキー生地をシュー皮の上に乗せた、サクッと軽やかな食感の外側生地。
阿蘇で採れる鶏卵と小国名物ジャージー牛乳を使ったトロ〜りまろやかなカスタードクリームは、オーダーしてからシュー生地の中にクリームを詰めてもらえるというこだわり。
お土産に「ジャージーミルクプリン」も買ってみた。
別添のカラメルソースを上からかけて食べるそれは、絹のようになめらかな食感の甘すぎない大人のプリンの代表格だった。
瀬の本高原ホテル
今日のお宿は、黒川温泉郷からは車で10分ほどの距離にあり、標高920mに位置する瀬の本高原の丘の上にあるホテル。
自然の中に阿蘇五岳の山並みを見渡せる露天風呂があるのは唯一こちらのホテルだけということで、迷わずここを選んだ。
ゲートをくぐってからエントランスまで400mの距離があり、霧に覆われた時間帯は無事にエントランスまで到着するまでが一苦労だった。
撮影禁止のため、残念ながら写真はないのだが名物露天風呂「絶景鼻の湯」は大パノラマで自然との一体感を感じながら、湯船に浸かって阿蘇の絶景を望むことができる。
贅の極みを尽くした夕食は、地元九州の幸がふんだんに使われており、一品一品に愛情が込められていた。
温泉だけでなく、ホテルの食事が美味しいとまた戻ってくる理由がひとつ増えたようで、こうしてリピーターを増配していくんだなぁと実感した。
霧ですっかり雲の上のレストランと化していたが、本来であれば阿蘇の大自然を見ながらレストランで食事が出来る。
明日の朝に期待しよう。
3日目・高千穂へ
昨夜とはうって変わって霧も晴れ、すっかりおひさまが顔を覗かせた。
普段朝食を摂らない私も旅に出たときは日頃の掟を破って、ありがたくいただいている。
今朝の一押しは明太子(それはぜひ福岡言った方がいいぞ)
部屋に戻って、昨日買い求めたプリンを食べつつ、高千穂へ向かう計画を立てた。
高千穂神社
少し足を伸ばして宮崎県・高千穂へ。
まず訪れたのが、高千穂神社。
普段買わないお守りもご利益がきっとあると思って買ってみた。
高千穂に向かう日の明け方に不思議な夢をみた。
夢の内容は割愛するが、場所が場所だけに高千穂の神様のお告げだとリンクさせずにはいられなかった…。
「神話のふるさと」高千穂峡へ
高千穂神社から車で10分ほど離れたところにある、高千穂峡へ向かった。
五ヶ瀬川の上流、宮崎県の最北端に位置する高千穂は、日本建国の神々が降り立ったと伝わる「神話のふるさと」と言われている。
高千穂三段橋は、峡谷の1ヶ所に3つの橋が架かるのは全国的にも珍しいスポット。下から「神橋(石橋)」「高千穂大橋(鋼橋)」「神都高千穂大橋(コンクリート橋」」とそれぞれに材質の違う3つの橋を一望できる絶好の撮影ポイントだ。
渓谷内には、遊歩道が約1kmに亘って続いていて、四季折々の自然を横目に整備された安全な道を歩きながら大自然を堪能できる。
高千穂の地は、ミケイリノミコトが悪さばかりする鬼八(きはち)を退治して治めたとされる。その時に、鬼八が投げて力自慢をしたと伝わる重さ200tの石。
万が一転がってきたらひとたまりもないだろうな…
高さ約17mから落ちる滝として日本の滝百選に選ばれている「真名井(まない)の滝」は、遊歩道の途中にあるベストビュースポット「滝見台」からの眺め。
太古の昔、阿蘇の火山活動で噴火した火砕流が冷え固まり、五ヶ瀬川の侵食によってできた断崖が高さ50〜100m、東西7kmに亘って続く渓谷。
これぞ絶景とパワースポットだと言わしめる圧巻の滝であった。
次回は、ぜひボートに乗って大迫力の滝を間近で見てみたい。
一回の旅で訪れた場所の全ての楽しみを制覇しなくとも、少しやりたいことに余白を持たせておくと次回の再訪がますます楽しみになる。
それまでに、力強くオールを漕いでくれる人募集中。
十割そば・神代庵
お昼は、もう10年近く前に中谷美紀さんのエッセイで読んだ高千穂のお蕎麦屋さんへ足を運んでみることに。
まるで親戚のおうちに上がり込むような格好で、着席するまで本当に営業しているのか怪しかったが、この日もおじいさんが一人で切り盛りされている様子だった。
どこからか噂を聞きつけて集まったお客さんそれぞれが年老いたおじいさんのサポートをしながら、譲り合って蕎麦の到着を待った。
注文してから蕎麦を打つこだわりは、提供されるまでに時間はかかるけれど、不揃いのお蕎麦に愛着を抱きながら最後の1本まで大事にいただいた。
はじめて行くお店で手間のかかるものを頼むとロクなことがないと遠慮してざるそばを頼んだが、隣のご夫婦が頼んでおられた天ざるの天ぷらがあまりにも種類豊富でサックサクで美味しそうだったため恨めしそうに眺めてしまった。
時間に余裕のある人なら、訪れる価値あり。
阿蘇を代表する湧水 白川水源
続いて、南阿蘇村の中央を流れる清流白川の総水源で、名水百選にも選ばれている「白川水源」へ向かった。
毎分60tもの水が湧く水源で、とにかく水が綺麗なスポットとして心癒される場所である。
訪れた時間帯も巨大な吸水ポンプで吸水しているダンプの姿があり、この湧水がペットボトルに詰められて「南阿蘇の水」といったようなラベルを貼られて売られていくんだろうなという姿を想像してしまった。
熊本城へ
夕方市内へ戻ってきてたまたま時間が空いたので、せっかくならと閉城間際の「熊本城」へも行ってみた。
警備やお城案内人として立っておられる年配のお城スタッフの方が丁寧にあいさつをしてくださったり、行く先々で声をかけてくれて何だかジーンときた。
お城内の展示や近代的なジオラマは歴史好きでなくとも楽しめる工夫が随所に凝らされており、震災からの復興の記録が残されているエリアでは思わず胸が熱くなった。
歴史に疎いため敬遠しつつあったが特別公開を見に行って本当によかったなと思う。
時間が許すことなら、もっとゆっくりと滞在してお城の細部の演出も見てみたかったな。
たいちろう
グルメな方にご紹介いただいた地元のお洒落な割烹。
ビルの3Fにある店内は、平日でも予約で満員御礼。
内装に器、盛り付け方までどこを切りとっても気後れするくらいお洒落でまるで銀座や祇園にいるような感覚にさせられた。
天外天
到着した初日の夜に振られて以来、二日越しの天外天。
本店の名に相応しい、活気あふれる店内で恐るおそる頼んでみた熊本ラーメンの味を私は一生忘れないだろう。
豚骨と鶏ガラのダブルスープは、意外にもあっさりとしていてあまりの美味しさに3分の2ほど飲み干してしまった。
具材はチャーシュー、糸島メンマ、ねぎ、キクラゲと至ってシンプル(煮卵はオプション)
この後、3日連続で通うことになるのだが、二日目は店主のやさしさかチャーシューが1枚増えて4枚載っていた。ありがとよ〜。
出がけに目ざとく見つけてしまった棚の上の業務用「ハイミー」を見なかった頃に戻れないほど、美味しかったよ。
たまには、毒も許そうか。
4日目・天草方面へ
この日の天気予報は、なんと雷雨。
でもどこか晴れてくれるんじゃないかという確信めいたものを感じて臆せず海を目指すことに。
これから向かう場所は、キリシタン文化の歴史の舞台となった地「天草」だ。
崎津集落(崎津教会)
2018年に世界文化遺産に登録された「天草の崎津集落」。
遠藤周作の「沈黙」で有名な潜伏キリシタンのゆかりの地である。
大江教会
東シナ海を望む、小高い丘の上に立つ白亜の教会。
キリスト教解禁後、天草でいち早く建てられた教会。天草での伝道に生涯を捧げたフランス人宣教師・ガルニエ神父が地元信者とともに昭和8年(1933)に完成させたロマネスク様式の礼拝堂。
妙見浦
サンセットの頃に訪れたい妙見浦(みょうけんうら)
わざわざ車を停めて撮影したいと思えるほど、綺麗な場所だったが撮影に気を取られていて、Googleマップを一旦閉じたら、次に立ち上げる頃には電波が届かなくなっていて焦った…。
丸健水産
天草は、海に面しているため海鮮が有名。
ウニもその一つでウニ好きとしては、ウニを食べずに帰ることなど許されなかった。
注文したのは、ウニ食べ比べ丼。
生ウニを炊き込んだご飯の上に、天然のウニがのっている。
手前の甘さ引き立つウニはムラサキウニ、奥の方は…すっかり忘れてしまいました。
食レポする資格なし。
そのままでも十分甘くて美味しいウニには、お醤油など不要でございました。
おまけで買ってみたウニクリームコロッケ。
阿蘇のジャージー乳を使用したクリームソースととろけるようなウニが中に入っていて、これはこれでアリ。
リゾテラス天草
風光明媚な天草・松島を眺める観光リゾート施設にて、帰りの運転のエネチャージを目論み、しばし休憩。
道の駅 有明リップルランド
鬼海ヶ浦展望所
4泊5日の最終日、明日はもう京都に帰るんだと分かっていながら訪れた「天草」が特によかったなと思う。
国内で見た海の中で一番好きなブルーの海に出会えたし、沖縄ほど派手さはないけれど、かといって日本海みたいなもの悲しさを感じさせない、そんな程よい「海」に出会ったという印象だった。
どこまでも続くと信じたい海岸沿いを走りながら、それが叶わないことでいつか終わってしまうんだと感じるからこそ、大事に大事にラストを走ろうと思った。
本当にいい旅だったように思う。
途中、灯りが消えている薄暗いトンネルを通らないといけなかったり、工事中で道が細くなっていて明らかに離合しづらい場所で離合を迫られたり、肝を冷やしながらの道中もこれまた良き思い出。
電波の届かないエリアでは直感をフル稼働させながら、どんどん自分が鍛えられていく実感を得た。
きっと私はまたここに来る。そう確信した。
毎回一人旅をしていると、「怖い」と「楽しい」の感情は非常に近しい間柄であると感じる瞬間があり、これは、国内でも海外でも同じなのだということが分かった。
天草へ行くなら泊まることをおすすめするとどのガイドブックにも書いてあったし、地元の人にもそう言われたけど、日帰りでも計画次第で十分満喫することを証明できた。
次回は、天草で温泉宿に泊まりながら、大切な人と沈みゆく夕日を拝みたい。
まとめ
今回の旅の費用の内訳はこんな感じ。総移動距離は、1,000km。
なかなか走りました。
内容 | 金額 |
---|---|
Jトリップ(飛行機代・ホテル代・レンタカー代) | 55,700円 |
黒川温泉・瀬の本高原ホテル(定価:20,520円 楽天ポイント使用で→) | 13,520円 |
食費(アルコール含む) | 16,681円 |
観光代(入場料他) | 1,200円 |
レンタカー免責保険料 | 7,150円 |
ガソリン代(給油1回 ℓ/160円) | 4,624円 |
駐車場代(主に熊本市内) | 4,000円 |
お土産代 | 2,029円 |
空港バス | 1,340円 |
その他(宿泊税・オプションなど) | 2,170円 |
合計 | 108,414円 |