これまで20カ国、100都市近くを旅してきた。

まだまだ行きたいところを言えばキリがないし、懐かしい友を訪ねてこれからの自分で出来る限り多く訪れたい都市も挙げればキリがない。

しかし、2年前にまだ世界がコロナの脅威に侵されていない時期に、ヨーロッパで過ごした約120日間の日々がその後の私の人生に大きな影響を与えるターニングポイントとなったのは言うまでもない。控えめに言って最高最善の決断であったことは忘れ難い事実なので、あらためてここに記しておきたい。

人生でいちばん自分らしくいられた時間

誰かが、

「若き情熱と無意識の行動が人生にいかに有益であるか」

という話をしていたが、旅の間中まさしくそれを私自身が肌で感じていた時間だったように思う。

旅先からInstagramのストーリーズを更新するたび、常時100人以上の人たちがリアルタイムで見ていてくれて、「とても楽しそうにしているのが画面越しに伝わってくる」と口を揃えて言ってくれるたび、長らく自分で自分に巻きつけた鎖から解き放たれているんだろうなと客観視することができた。

これから何回かに分けて、訪れた都市を振り返るような投稿をしていきたい。

訪れたことがない人が、まだ見ぬ世界へ少しでも興味を抱いてくれるきっかけになるように、それから私自身の心の整理のために。

感性を育む旅に出た、ヨーロッパ120日間の旅の記録。

ヘルシンキ大聖堂

日本から、飛行機で約8時間。

記念すべき最初の1カ国目となったのは、ムーミンの国で有名な北欧の玄関口となる『フィンランド』。

2019年10月8日。

バックパッカーで巡る、ヨーロッパ一人旅がスタートした日。

私はこの先の人生もこの日の胸の高鳴りとまだ見ぬ土地へ憧れと興奮を一生忘れることはないだろう。

テンペリアウリオ教会
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この記事を書いた人

ヒカリノアトリエの中の人

三度の飯より、旅が好き。
旅と写真と文章をこよなく愛しています。